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《日本星空秘境探訪 3 : 龍神》

ここは日本のどこかにある秘境。山の奥から轟音が聞こえてきます。 地図を片手に獣道を進んでゆくと、そこには見事な滝が現れました。 近づくと滝壺から水しぶきが舞い上がり、マイナスイオンに満ちあふれています。 ふと見上げると滝壺の真上にポッカリと穴があいたように空が見えています。
ここは山奥にある滝、秋が終わりに近づき、もうすぐ雪も降り始めそう・・・。 今日はちょうど満月。月が森の中を明るく照らしてくれています。 でも、月明かりで浮かび上がる森は影絵の世界。まるで彩りが失われた世界に迷い込んでしまったかのようです。 そして、葉が散ってしまった枝だけの森の上には、普段より大きな空が広がっています。 この空に満天の星が見えたなら、どんな風景になるんだろう・・・滝と星空を巡る旅の始まりです。さぁ、旅に出掛けましょう!

VR映像仕様


映像解像度 映像タイプ 音声 時間 ライセンス
4K 8K 12K 16K 2D 3D 2ch 10:00 
     


赤い月とエメラルド色の水



月夜のシルエット

秋も終わりに近づき、そろそろ雪も積もり出す時期。 北の大地の山の中。道路から外れて森の中を進むと滝の音が聞こえてくる。 木の枝から葉はすっかり落ちて、剥き出しになった枝が月夜の空に影絵のように浮かび上がる。 朽ち果て倒れた木と、ぬかるんだ道の先に見えるのはまるでモノクロのような滝の姿。 見回してもそこには彩りは無く、白く輝く月の中でモノクロの世界に迷い込んでしまったようである。 滝は轟音を響かせて上から下へと流れてゆく様子を見つめていると、時間が無限ループしているかのような錯覚にも陥る。森の奥から深く暗い闇が迫ってきた。

赤い月とエメラルド色の水

この雄大な滝は、わりと最近まであまり知られることはなかったらしい。 大地をくり貫いたような穴が突然に現れ、その側壁の柱状節理の隙間から伏流水が湧き水となり滴り落ちている。 ひとつひとつの伏流水はそれほど大量の水を放出している感じはしないが、幅60メートルともなるとその総量は莫大な量になるのだろう。 滝の下には滝壺と言うよりは大きな水たまりが出来ていて、日が射し込むとその色はエメラルドグリーン色に輝き出す。

たゆたう水面

ここには水の流れが長い年月を掛けて削りだした風景が広がっている。連なる巨峰や奇岩にはひとつひとつ名前が付けられている。 この巨大な岩の中を通り抜ける洞門(トンネル)がある。その始まりは今から250年以上前のことらしい。 もともとこの辺りの道は、絶壁に張られた鎖場だけで転落事故が絶えることがなかった。この地を訪れた僧が嘆き、自らノミと槌だけで掘り進めたことが始まりとされる。 その後、約30年の年月を経て洞門は完成し、以来安全な往来が出来るようになった。現在は、一般道路として拡張されているが、一部に古のノミの後が残っている。

天孫降臨の地

早朝、一帯は霧に包まれる。ついさっきまで青空が見えていたはずなのに、一気に霧の中だ。 遙か昔の昔、これと同じ景色を神々は天上界から眺め下ろしていたのかもしれない。
このエリアは有史以前から活発な火山活動を続ける火山帯である。温泉が湧き出し、複雑な地形を削るように川や滝が縦横無尽に走っている。 それらの中でもここは「神」の名が付く峡谷である。上流の至る所から流れ出た水が集まり、轟音を伴って水が流れる。 峡谷を見上げると柱状節理が目に入る。その光景はまるで無数の六角形の岩の柱が天から釣り下がっているかのようだ。

山の中の滝

多くの滝は、お世辞にも辿り着きやすい場所にあるわけではないような気がする。多少の山登りや草をかき分けて進む覚悟しなければならない。 この滝も街からは遠く離れ、山の中にある。山岳林道をグネグネと登り入口に到着する。入口には「熊注意」の看板。 入口付近にはベンチやテーブルもあり整備されている感じがあったが、少し進むと草がだんだんと生い茂ってきた。 頑張って進むと今度は大きな岩がゴロゴロ転がっている。なんとなく推奨ルートみたいなものを感じつつ進むしかない。 途中に登りやすいようにハシゴが立て掛けてある所があったが、見事に倒木で塞がれている。仕方が無いので迂回ルートを取る。 そして大きな岩をよじ登り到達するのが、この滝である。



東洋のナイアガラ



東洋のナイアガラ

この滝は、田んぼが広がる平地に落とし穴のように突然現れる。幅120メートルに渡って突然20メートル陥没しているような地形である。 突然に終わった平地の縁から水が次々と自由落下していく。この滝の最大の魅力は、滝の迫力をギリギリまで近づいて体感することが出来ること。 水が流れ落ちるようすを間近で体感することが出来るが、水量と轟音はかなりなもので、けっこう怖い。 また滝壺側に降りると、滝の壁が正面にパノラマのように広がっている。ここも地質学的には柱状節理による地形なのだそうだ。

滝の裏が見える滝

滝というと岩場を伝い落ちてくる様子を連想することが多いと思うが、この滝はちょっと違う。 滝の向こう側の岩場が、洞穴のように空いていて、そこに入ることができるのだ。そこは案外広く、ちょっとしたドーム状の空間になっている。 目の前に滝のカーテンがゴーゴーと音を立てながら揺らめいている。風のない穏やかな日なら良いが、風向きによっては間違いなくずぶ濡れになる・・・。
落差は40メートル。木々に囲まれた美しい滝である。

大雨で増水してる滝

滝は川の途中にあるので、上流域で大雨が降ると滝の水量も増え上がる。この時も、そういう状態だった。 実際に到着してみると、事前にネットで調べていた風景とだいぶ違っていた。 ものすごい量の水が、轟音と共に叩き付けるように滝壺に落ちてゆく。 本来ならもっと河原っぽい雰囲気で、滝壺の河原に降りたり、滝の近くまで回り込める感じだったが、 この時は辺り一面が全部水の下である。たぶん1メートルくらい水嵩が増していたのかもしれない。 滝壺の直径は100メートルほどあり、日本一大きな滝壺という情報も・・・そこいっぱいに水が溢れているのだから、ちょっとした湖のようになっていた。

鎮西随一と言われた滝

日本の滝百選にも選ばれている落差86メートルの名瀑である。崖に体当たりしながら落ちていく様子は、遠くからでもその豪快さが分かる。 現在、滝の直上にダムが建設され、かつての壮大な姿は失われてしまったと言う。いったいどれほど壮大だったのか、想像も付かない。

湖面に山が写る風景

その見事な成層火山は3776メートルある。太陽が西の地平線に沈んでも、高度差があるので山の山頂には太陽の光がまだ届いているようである。 山頂に積もっている雪がより一層明るく感じる。そして緩やかな風が湖の水面を僅かに波立たせ、鏡写しになった山の姿が湖面に揺らめいている。 南東の空には上弦の月。また夜が来る。