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《日本星空秘境探訪 4 : 里山》

ここは日本のどこかにある秘境。綺麗な水と、爽やかな風が、自然も稲も潤します。山に囲まれていると言っても、名も無いような低い山ばかり。それらの山と山に挟まれた、細く長い小さな谷間に、青々とした水田が敷き詰められています。まさに「里山」という表現が相応しい風景がそこにはありました。
やがて夜が訪れ、太陽に替わって月が里山を照らします。その色は、昼間よりも深く青く、そして緑色に輝いているように感じられます。風もなく、静寂に包まれた里山。見上げると山の稜線に仕切られた空に、満天の星が輝いています。
里山の星空と日本の原風景を巡る旅の始まりです。さぁ、旅に出掛けましょう!

VR映像仕様


映像解像度 映像タイプ 音声 時間 ライセンス
4K 8K 12K 16K 2D 3D 2ch 10:00 
     


蛍の舞う夜



名残雪

桜も満開を迎え、もう4月になろうかとしている日に、稀に雪が降ることがある。それを名残雪と呼ぶ。そうそう滅多にあることではないように感じられる。 夜になり雪雲が去り、空が晴れだした。それでも風に乗って飛んできた雪の欠片が時々降ってくる。それに混じって桜の花びらが散る様子は、冬の終わりと春の始まりと桜の終わりが入り交じる複雑な瞬間である。

田水引く初夏

代掻きを終えて田植えの準備が整い、水が張られてた。海に向かって落ちてゆく谷間を、小さな田んぼが埋め尽くしている。そう、ここは棚田。 水が張られたばかりの田んぼの表面は穏やかで、鏡のように空を写し、田植えが始まるのを待っている初夏の里山の風景である。

梅雨の晴間

里山というのは、何も田畑のある田園風景を指すものではない。多様な野生動植物が生息している環境を里山とする場所もある。ここもそんな理由から「里山」と言われる湿地である。 一帯は葦が生い茂り、その中というか寧ろ下を這うように木道が設置されている。多様な生物・・・、特に虫が多い。木道を跨ぐように張られた巨大な蜘蛛の巣が、風雲たけし城のように次から次へと現れる。 虫嫌いな人にとっては、強烈な結界なのかもしれない。

宵蛍

こんな辺鄙な湿地の傍らに小さな山村集落がある。人のくらしと野生動植物の生態系が共存している、まさに「里山」と呼ぶに相応しい。 ここにも自然環境への影響を最小限に留めるように木道が作られている。風に擦れる葉の音や、虫や小動物の鳴き声、どこか遠くの山にこだまする獣の鳴き声など、色んな音が聞こえてくる。

夏の夜の水辺

一時期は放棄された一帯が、再発見されて保護されるという場所もある。ヒトが放棄したが故に、動植物の楽園となり、数十年も経たないうちに環境が自然に還る。 そして、そこは稀少な動植物の宝庫となっていた。自然の力というものは、凄まじい。



間垣の田園



千枚田

ここは日本海へ向かって落ちてゆく斜面に、さまざまなカタチをした小さな水田が並ぶ棚田である。よく「千枚田」などと称されるが、実際は2000枚くらいあるらしい。 ちょうど稲刈りの1ヶ月前くらいの夏の終わりの日、垂れかけた稲穂が夕陽を浴びている。打ち寄せる波も穏やかで、太陽が、水平線に隠れるまであと少し。

間垣という知恵

日本海沿岸の冬は厳しい。強い北風が絶え間なく激しく吹き抜ける日が続く。その風から家を守るために、細い竹を束ね、壁のように並べた間垣が作られた。 高さは、3メートル、いや5メートルくらいあるかもしれない。なにせ、家を守るために屋根まで届くほどの高さである。この間垣は、冬は防風雪のために役に立ち、 夏場は程よい日影を作りだし避暑にもなる優れた生活の知恵である。

里山の田園風景

「里山」というと、やっぱり田んぼのある風景がいちばん落ち着く。稲穂が垂れだして、そよ風に揺れるその風景は、なぜか日本人の心を落ち着かせるものである。 夜になり、東の方から半分の月が昇ってきている。あと半月もすれば、稲刈りの始まりである。

合掌造り

大きな茅葺き屋根の集落は、世界文化遺産に指定されている。 豪雪地帯の長い冬を過ごす上で、考え抜かれた構造になっている。屋根が急勾配になっているために、雪が降っても積み上がることがなく、滑り落ちるので雪下ろしの苦労が少なくて済む。 また、屋根を高くしたおかげで、屋根裏に相当する2階3階の部分に広い空間を確保することができる。この場所は、物置に利用したり、或いは養蚕の為にも利用された。 晩秋にも近づき、そろそろ初雪でも降る頃合い。そんな冬の訪れを感じる空の色だ。